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おすすめ!

ここでは経済学を学ばれる方へのおすすめをお知らせします。

「おすすめ!」といっても、何のおすすめだ?って感じですよね。でもいろいろおすすめできるものがあればなんでも紹介したいなってのがここのページです。 例えば、おすすめのミクロの教科書とか、マクロの教科書とか、理系数学や英語の学習サイトとか、勉強グッズのおすすめとか、今日のおすすめの勉強科目とか いろいろしたいなって考えているんです。

・ミクロ経済学  ・経済数学  ・ウェブサイト

本の紹介! 〜ミクロ経済学〜

武隈さんの「ミクロ経済学 増補版」

この本のレベルは初級〜中級です。特徴としては数学的な説明が多く、例題も載っています。学部におけるスタンダードなレベルのミクロの教科書だと思います。章ごとに練習問題もあり、巻末には問題の解答(答えだけ)が記載されてあります。 もしも、問題の解法を知りたい、もっと多くの問題を解きたい、もっとレベルの高い問題を解きたい、という方がいるのであれば下で説明する「演習ミクロ経済学」を行ってみてはいかがでしょうか。

武隈さんの「ミクロ経済学演習」

この本は上記の本に対応する演習問題集です。各章、各節において簡単な説明があった後、例題と解法、そして練習問題があります。例題にきちんと解き方が書いてあるので、問題の解き方を知りたいという方にはお勧めです。 例題の難易度はやや高めで、練習問題の問題は例題より簡単なものが多いです。練習問題の解答(答えだけ)は巻末についてます。やっぱり理論を読んで理解するのと、その理論を使って問題を解くことで理解するのは違うなぁって思う一書です。

西村さんの「ミクロ経済学入門」

この本のレベルは初級〜中級です。特徴としては数学的な表現を抑え、グラフを多く用いて説明しています。もちろん、ミクロ経済学の本を初めて見る方にとっては数式が多いと感じられる人がいるかもしれませんが、(私は最初、どの辺が数式が少ないのだろうと思っていました)同様のレベルのミクロ経済学の本の中では少ない方です。 また、カバーしている内容も多く、内容が充実しています。ミクロ経済理論(特に数式の捉え方など)を理解するのに役立つ本だと思います。ただし、章末に問題、巻末に解答(答えだけ)は載っていますが、例題や解法は載っていません。理論を理解するのには良い本ですが、 問題の解き方を知りたい人にはおすすめできない本です。

「マンキューミクロ経済学」

この本のレベルは入門〜初級です。特徴としては経済理論をお話として理解できる本です。数学的記述はほとんどなく、文章とグラフで説明しています。数学としては、グラフが読めることと、変化率と、差分(120円と100円の差分は20円、など)がわかれば十分です。 ミクロ経済学が全くわからない人にお勧めです。一方で、本が日本の本に比べて厚いので、重たい本が嫌いな人は注意してください。ですが、本が厚い分、説明も丁寧で易しい本であることは確かです。ただし、章末に問題が載っていますが、答えは載っていませんので加えて注意してください。

西村さんの「ミクロ経済学」

この本のレベルは中級です。イメージとしては、上記の西村さんの「ミクロ経済学入門」を数学的にも内容的にも詳しくした本です。西村さんの「ミクロ経済学入門」や武隈さんの「ミクロ経済学」を理解したけども、もっと学びたい。だけどバーリアンの「ミクロ経済分析」はちょっと手がだせない、って人はこの本がいいのではないでしょうか。この本を理解しきったら、「私は経済学部でミクロ経済学を学んだ」と胸を張って言っていいのではないかなと思います。 もちろん、大学院に進学する人は飽くなき探求心のもと、もっと上を目指して勉強してくださいね。

「現代ミクロ経済学 中級コース」

この本のレベルは中級です。集合論を用いた消費者理論から入ります。ミクロ経済学理論の基礎となるところの証明が多く載っており、解析入門(実数、濃度、連続関数、微分など)や集合論、行列、ラグランジェ未定乗数法などを理解していないときちんとした理解は得られないと思います。 また、この本では、ミクロ的基礎づけのあるマクロ経済学への基礎も載っています。なかなか読みなれない本だとは思いますが、経済理論で大学院に行くのであれば、このくらいを理解できるくらいの力はつけておきたいですね。尚、巻末に数学付録がついてます。

「ミクロ経済分析」

この本のレベルは中級〜上級です。大学院の修士または博士前期課程でよく使われる教科書です。(大学院で使うのは洋書の方です。)ヴァリアンのミクロ経済分析です。数学の能力は必要です。集合論、行列、解析(実数、濃度、連続、微分、テーラー展開など)はできていないとつまずきます。凸集合とか半負値定符号がよくでてきますね。消費者理論では連続という概念を開集合を用いて理解できていた方がいいです。 経済理論で大学院を目指している人なら、専門にもよるけど、このレベルの本を学部中に読んでおいた方がいいと思います。尚、巻末には数学付録(Mathematical Appendix)と章末問題へのヒントと解答がついてます。

"Microeconomic Analysis"

上記のミクロ経済分析の原本ですね。もちろん洋書です。この本が大学院修士、前期課程でよく使われますね。本の内容の説明に関しては日本語訳の方でしてあるので、ちょっと違う点の説明をしますね。まず、左がハードカバーで右がペーパーバックです。値段が結構上下するのにびっくりですね。販売店が日本か海外かによるのでしょうか。 たまに内容がスペイン語で書かれてあるのとかもあるのでネット販売で購入する時には注意してください。また、日本語訳は2nd Editionを翻訳したものですが、こちらは3rd Editionです。

"Microeconomic Theory"

この本のレベルは上級です。大学院修士、または博士前期課程でよく使われる本です。Andreu Mas-Colell , Michael Dennis Whinston , Jerry R. Greenによって書かれた最も詳しいミクロ経済学の本ではないでしょうか。日本語訳は(僕の知る限り)ありません。とても分厚いです。しかし、とても厳密に、そして詳しく載っています。 数学の能力はもちろん必要です。集合論や位相から偏微分方程式など、すべてを理解し、読み切るには高度な数学の能力が必要とされます。尚、巻末には数学付録がついています。左がハードカバー、右がソフトカバーです。


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