ミクロ経済学とは

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さきほどの説明だけでは具体的にはわかりませんね。まず、いろいろな具体例をだして次に用語の説明をしましょう。 「太郎君がスーパーでポテトチップスを買った。」これは@です。すこし表現を変えましょう。「スーパーが太郎君にポテトチップスを売った。」これはCです。同じ事でも主語が違えば上の図にあたる箇所が違います。これは注意ですね。 だから、まずその動作の主人公をみつけ、主人公が企業や家計(あるいは政府)であれば、その動作の相手が生産物市場なのか、生産要素市場なのか、はたまた政府(あるいは家計や企業)なのかを調べます。そのことで番号が決定されます。 つまり、「太郎君が」(動作の主体は家計)スーパーでポテトチップスを買った(財を購入しているので生産物市場が相手)ので@にあたります。

太郎君がスーパーでアルバイトをした。これはAです。

(家計)  (労働を提供して、賃金を得ているので生産要素市場)

スーパーがアルバイトとして太郎君を雇った。これはBです。

(企業)  (賃金を払って労働を需要しているので生産要素市場)

政府が運送会社が通る道路を整備した。これはGです。

(政府)  (公共サービス)

政府が地域の憩いの場として公園をつくった。これはEです。

(政府)  (公共サービス)

政府が空港建設を企業に依頼した。これはDです。

(政府)  (企業に財・サービスを発注しているので生産物市場)

政府が太郎君を公務員として雇った。これはFです。

(政府)  (家計に労働を需要しているため生産要素市場)

ケーキ屋がビルの1階を借りてお店をオープンさせた。これはBですね。

(企業)  (レンタル料や地代を家計に払って資本や土地を借りているので生産要素市場)


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